呼びかけ文沢田竜夫案

 沢田竜夫さんから呼びかけ文の案が届きました。ありがとうございます。

史上初!?フリーランス・デモに結集を!!

格差社会、弱肉強食の競争社会で、苦吟する皆さん!
私たちは、出版業界で働くフリーランスです。
具体的には、ライター(取材・執筆)、エディター(編集)、校正・校閲、フォトグラファー(カメラマン)、デザイナー、翻訳、などなど、本・雑誌づくりに私たちの存在は、欠かせません。
フリーランスなんつうと、文化的だの華やかなイメージ、あこがれの職業だとか本を出せば儲かっているだろう、と言われます。
しかし、多くのフリーランスは、「文化的生活」とはほど遠し、経費節減のあおりで、 もともと安いギャラに加えて、経費自腹の、ギャラのケタ落ち・切り下げ、場合によっては、未払い、契約不履行、版元倒産・夜逃げ、と不安定にして劣悪な生活状態を強いられてます。
言わせてもらえば、非文化的・使い捨て状態がリアルな実態なのであります。
ただし、フリーランスの多くは、好きで、自ら進んでこの世界に入った者たち。
当然、才能勝負、一人社長、自己責任、団結?連帯? 関係ないでしょ、というのもまた、よく言われる話です。
しかしです。無頼にして遊民の徒であれ、無産大衆=持たざる者に変わりなし、今日的に言えば非正規不安定就労者&失業者=ワーキング・プアに変わりなし。
そもそも、元凶は、新自由主義を突っ走る今日の資本主義じゃありませんか。
そんな立ち位置から、私たちフリーランスこそ、不平等・不公正の世の中に対し、我らの労働条件向上に止まらぬ、世直し一揆の一翼たらんと、ささやかながら、しかし志は壮大に、デモに立ち上がることになりました。
もちろん、出版社の社員もともに、書店員も、取次ぎ・製本の従業員も、契約・派遣・パートも、そしてフリーライターもフリーターも、隊伍をともに、つながろうではありませんか!
百円ライターも荒野を焼き尽くす燎原の炎となるべく、闘いをともに!
その発火点が、5・○○のデモです。
出版業界に限らず、業種、業態、働き方問わず、
日雇い、ホームレス、失業者・無業者、みな無産の民の仲間だ、
生存権を取り戻そう!文化的生活の保障を!差別するな!排除するな!
ともに連帯を!